2016年8月5日金曜日


Q. 不運に見舞われたり、事件に巻き込まれたりするのは、私に責任があるのですか?


A. 「リアルウーマン」では、ヒーリングの科学を用いています。
本文の記述の中には、ハッとしたりムッとしたりすることや、痛いところを突かれることや、
今までの生き方や考え方について考え直させられることが多々あることでしょう。
もしそうなら、この本の目的は果たされたことになります。



科学的なヒーリング方のひとつとして、
いいことも悪いことも含めて「すべての責任を負う」という方法があります。

自分自身を変容させることができるのは、誰か他の人ではなく自分だけです。

それなのに、自分に責任を取ることを極端にいやがり、
家族や社会や国が悪いから自分は苦しいのだとばかりに
何でも周りのせいにするということは、
環境が変わるまで自分の状況を変えることを
待たなければならないということになってしまいます。

そんなに消極的に後ろ向きになっていると、何生あっても足りません。
そうではなくて、どんな状況でも自分の人生には自分が責任をもつことが、
はじめの一歩です。

それがどんなに苦しくても、そこからしか成長することはできませんし、
そこからしか未来を開いていくことはできません。

例えばよくあることですが、あなたが三角関係に悩んでいて、
ボーイフレンドがわたしをこんな状況におとしいれたと
嘆いて攻めてばかりいるとします。

けれどもその状況にいるということは、あなた自身の選択でもあり、
責任でもあるのです。

相手に責任があるのだとしたら、あなたは何度でも同じ目に会うハメになります。

それを解消できるのは、あなたの他に誰もいません。


 しかし、犯罪に巻き込まれるといった特殊なケースではどうでしょう。
このような場合には、あらゆるレベルでの宇宙の法則も影響してきます。

なぜあの人がこの人にそのようなことを行うのかは、
私たちの知る能力を超えたところで起こっています。
カルマや因縁は宇宙の神秘の分野に属しています。

この生で起こることは、
過去何生ものあいだに起こったできごとのつづきです。

たくさんのできごとや出会いや別れはこうしてバランスを取っています。
その背後でどういう力が影響しているのかは、既知を超えています。

だからといってなるようになるとぼんやりしていることはありません。
自分に責任を持つことで大きな変化が起こります。

未来を変えることができるし、
ダメージを受けるできごとを避けることができるようになります。


社会の中で病がはびこれば、それはどこかで症状として現れます。
その病にどう向き合い対処していくかは、社会や地域や大人に責任があります。

病は性エネルギーの歪みから起こり、
興奮を求め、よろこびをどこかから盗もうとします。

よろこびに溢れたイノセントな幼い子供は恰好のえじきです。

病んだ魂は落ちるときにはどこまでも落ちることができます。
幼い子供だけでなく、動物にも物質にも落ちていくことができます。

どんな環境の中でわたしたちは日々を過ごしているのかに
目をくばり、気づいていなければ、
自分や家族を守ることはできません。

気づくことは、同時に責任を負うということです。
悲劇が起こる前に油断なく気づき、
他人に主導権を握らせないことが最大の防御です。

自分に責任を持つということは、
運命の手綱を自分の手に握るということです。
車の走行中にハンドルを握ることが、
障害物を避けてハンドルを切ることや、
スピードを調整してブレーキやアクセルを踏むことが、
ドライバーの責任です。

それは同時に自分の好きなように運転できるということでもあります。
目的地にきちんと到着したいなら、きちんと運転することです。

遠回りしたいならそれもよし。

それが「すべての責任を負う」ということです。

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